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シン・ゴジラが君の名は。を超えられなかったのは。

time 2017/03/23

シン・ゴジラが君の名は。を超えられなかったのは。

シン・ゴジラが大ヒットを記録したのは記憶に新しく、
ロングランを経て晴れていよいよ映像ソフトがリリースとなりました。
(各数字のソースは余裕があったら後日明記します)

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興行収入80億円


シン・ゴジラの興行収入は80億円を超えるものとなった。
映画公開開始からこれまでにないゴジラの姿や個性的な登場人物をいじったパロディなど映画を観た人の盛り上がりと、
みんなで声を出しながら鑑賞する発生可能上映など話題性も拡散力も十分なものだった。
結果、記録した興行収入は80億円を超えた。
ゴジラシリーズの中では圧倒的な興行収入を記録したこととなる。

しかし例年の興行収入ランキングを観ていくと、
たしかにその年のトップに食い込めるほどの大ヒットではあるのだが、
超ヒットとはとても言えない。

Twitterやニュースでの盛り上がりからもっとヒットしているイメージだったが、
80億円というのは例年で言えば「あぁこれが今年一番ヒットした映画だったんだ」となんの話題性も肌に感じず、
翌年にふと知る映画と同レベルだった。

近年のヒット作はと言うと、2015年はジュラシック・ワールド(95億円)、2014年はアナと雪の女王(254億円)は超ヒットし、永遠の0(87億)、STAND BY ME ドラえもん(83億円)だった。
正直ネットで沸いていたのはアナと雪の女王くらいじゃないだろうか。
アナと雪の女王は話題性と興行収入がしっかり重なっている。

それを考えるとこれだけ話題になったのに「80億?」というのが正直な感想だった。

なぜシン・ゴジラは80億円止まりだったのか

君の名は。にあっという間に話題を持って行かれた?


同じ夏休み映画であった「シン・ゴジラ」と「君の名は。」。
映画館に足を運ぶ時さすがにハシゴでいろいろな映画を1日に鑑賞するひとは少ない。
そのため敵がどれだけいるかは重要だと言える。
「シン・ゴジラ」は「君の名は。」よりもひと月はやい7月29日に公開された。
「君の名は。」は8月26日だ。
「シン・ゴジラ」は今回エヴァンゲリオンシリーズの庵野秀明が監督を勤め、さらに東宝が手がける久しぶりのゴジラということで、
SNSでの話題の拡散からも分かるように年齢層は中高生から古くからのゴジラファンもターゲットに出来ている。
一方「君の名は。」はというと恋愛がテーマにどすんとあり、主人公の設定からも中高生向けの映画である。
監督は「秒速5センチメートル」や「言の葉の庭」で知られる新海誠だ。

「シン・ゴジラ」公開からから一ヶ月、「君の名は。」の公開で「シン・ゴジラ」に影響があったのは少なからず事実だろう。
しかし話はそんな簡単なものではなく、「君の名は。」の興行収入の推移はもっとすごかった。

公開後5週目での興行収入は「シン・ゴジラ」が53億円で、
「君の名は。」は111億円となっている。
圧倒的な差がそこにはあったのだった。
つまり「シン・ゴジラ」の興行収入は推移として「君の名は。」が公開されて影響があったかもしれないが、逆に言えば「君の名は。」は「シン・ゴジラ」というヒット作が有りながら圧倒的な超ヒットとなったのだ。

ここから個人的な見解

「君の名は。」が前年の超ヒット作「アナと雪の女王」と違うのはファミリー向けではない、ということだ。
ディズニーでもジブリでもない。
ひとつの中高生向けの恋愛要素のある映画が社会現象となるヒットとなった。
社会現象というのは様々な要因があって狙ってもなかなか出来るものではないが、一度社会現象となると話題性が手伝い、
「話題になってるから観てみようかな」という本来のターゲットとは別の層が観賞しだす。

ここまでの盛り上がりは「シン・ゴジラ」も一緒だった。

今回のゴジラは先述の通りエヴァンゲリオンシリーズを手がける庵野秀明が監督を勤めている。
エヴァンゲリオンの映画の最新作の興行収入はいくらかというと52億円だ。
ゴジラシリーズはというとこれまでで一番のヒット作は1992年の「ゴジラvsモスラ」の22億円だ。
これを考えると60や70億円くらいは手堅いんじゃないかと思えてきた。

しかしこれだけのファンの地盤がありながら現実は80億円の興行収入となった。
これに対する個人的な「シン・ゴジラ」がヒットの波に乗り切らなかった理由は、
「完全にエヴァンゲリオン化してしまったこと」だ。

「シン・ゴジラ」をエヴァンゲリオンを知っている人に説明するのは容易い。
「使徒じゃなくてゴジラが来て、エヴァンゲリオンがないから人だけで頑張った」
これで説明がつく。
庵野監督は今回のゴジラをエヴァンゲリオンの成功モデルに完全に当てはめている。
それは紛れもなく劇中歌で現れているので否定されることでも名推理でもないのだが、
ゴジラは変身(変態)をしてこれまでにない攻撃方法をするし、
矢継ぎ早に行われる台詞回しもエヴァンゲリオンそのものだった。
音楽を含め全体がエヴァンゲリオンのオマージュで溢れている。

個人的な「シン・ゴジラ」の感想は70点くらい。
たしかに面白かったんだが、エヴァンゲリオンすぎて素直にオリジナル作品としての面白さを感じることが出来なかった、というのが正直な感想。
よくつくった!
こうきたか!
びっくりした!
感動した!
なんて到底思えない「よくエヴァンゲリオンにゴジラを当てはめた」という感じ。
全体的によく出来ているんだけどエヴァンゲリオンすぎてそれ以上の感動も新鮮さもない。
既視感に溢れているのだ。

公開から少したち、少しずつ公開される本編の映像に、
幻滅した人もいたのではないだろうか。
背中からビーム?なんて。

こんなのゴジラじゃない、と思った古くからのファンもいるはずだ。

そして庵野監督が「シン・ゴジラ」を撮影する中、エヴァンゲリオンはというと、
新劇場版と題した4部作の最終作の公開が遅れている。
「シン・ゴジラ」公開時にコメントはあったが、エヴァンゲリオンファンの自分としては「こんなエヴァンゲリオンなゴジラを作っている余裕があるなら最終作をはやく公開して欲しい!」という切実な願いもある。
同じ思いのファンも少なくないはず、と思っている。
「エヴァンゲリオン新劇場版:||」の公開は当初2016年の予定から未定へと変更されている。

庵野監督がエヴァンゲリオンの制作に行き詰まる中で、「シン・ゴジラ」を監督する話を受け、
出来上がった作品はエヴァンゲリオンの試行錯誤の掃き溜めなのか、
たっぷりとエヴァンゲリオン要素を取り込んだゴジラが出来上がった。
悪い言い方をしたら息抜きガス抜きで作られた映画だ。

その感想はエヴァンゲリオンがついて回り、
エヴァンゲリオンに興味のない人に観るまでもなく嫌煙され、
古くからのファンには受け入れられない異形のゴジラ。

結局一部のひとが盛り上がるだけ作品になってしまった。

口コミがなんとなくでも観たくなる感想を言わせる「君の名は。」との差はここにある。
自分もせめてあの音楽さえなければ、とも思ったし、
あの音楽を挿入歌とする時点でエヴァンゲリオンでしかなくなったゴジラがそこにあった。

映像の素晴らしさは確かだっただけに、
個人的にとても惜しい作品でした。

Blu-ray購入は良いかな。配信で済ませます。

無人在来線爆弾を観るのだけが楽しみです。

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